
蜜柑みかんは日本の冬の風物詩
みかんは日本の冬を代表する果物です
ちょっと前まではどこの家庭でも
冬になると、コタツの上に山盛りのみかんが
置いてありました
よく耳にする
<温州みかん>とは、品種名ではなくて
様々なみかんの総称です
温州みかんの中に<宮川早生><南柑20号><青島温州>など
数多くの品種があります
また、みかんは<三ヶ日みかん><有田みかん><愛媛みかん><長崎みかん>
のように、品種名ではなくて
生産地の名前をつけたブランド名で
販売されているケースも多いです
みかんの種類
<長崎みかん>
温暖な気候の長崎県はみかんの栽培に
適していて、200年以上もの栽培の歴史があります
主に栽培されている品種は、地元生まれの
<岩崎早生><原口原生><佐世保早生><伊木力系温州>などです
県のブランドみかん<出島の華>は
甘味が強くて濃厚な味わいで人気があります
<ポンカン>
インド原産の柑橘で、日本には1896年に
当時の台湾総督樺山大将が故郷の鹿児島県に
苗木を送ったのが始まりだと言われています
ポンカンには<高しょう系>と<低しょう系>があって
高しょう系は150~200gの大きい果実で球形です
低しょう系はそれよりも小さくて、扁平な形です
高しょう系の中に<吉田ポンカン><今津ポンカン>などの
品種があって
低しょう系には<太田ポンカン><森田ポンカン>などが
あります
皮がむきやすくて、酸味が少なく甘いのが特徴です
優れた形質から、デコポンやタンカンの親としても
使われています
<アンコール>
<キング>と<地中海マンダリン>を交配して
1954年にカリフォルニアで生まれた品種です
外観は温州みかんに似てますが
赤に近い濃い橙色をしていて
糖度が高くて、濃厚な味わいが特徴です
種が多めですが、皮は凄く薄くて、手で簡単に向けます
果肉を包む薄皮ごと食べられます
<アンコール>の名前は、その美味しさから
一度食べると、また食べたくなることから名付けられました
みかんの選び方
良いミカンを見分けるには、ヘタの反対側、オシリの部分を
見ることが大事です
つるりとしたものよりも、ボコボコとして
菊の花のように見えるものの方が
オススメです
また、柑橘類は大きいサイズよりも
小さいサイズの方が美味しいという傾向があります
みかんの食べ方
ジュースやゼリー、冷凍みかんにもできますが
みずみずしいうちに手で皮をむいて
そのまま食べるのが一番です
皮をむく時は、オシリの部分からでは無くて
ヘタの方からむくと、白い筋が取れやすくなります
ただ、白い筋や果肉を包む薄皮には
食物繊維が豊富に含まれているので
気にならなければ、果肉と一緒に
食べた方がいいですよ
みかんの保存方法
日の当たらない風通しの良い場所に
置いて保存します
みかんの栄養効果
ビタミンⅭが豊富で中サイズのみかんを3~4個食べれば
一日に必要な量を補うことができます
糖の代謝に関与するビタミンb1も多く含まれています
また、βークリプトキサンチンは強い抗酸化作用で
癌の予防に有効と言われています
みかんの特性
皮をむくと
甘酸っぱい香りがふわりと広がります
皮に<リモネン>という香り成分が含まれているからです
リモネンはリラックス効果があるので
アロマテラピーに利用されています
みかんと漢方
みかんの皮を乾燥させたものは陳皮と呼ばれ
漢方薬や食用とされています
リモネンやポルフェノールの一種のヘスペリジンの効果で
血行促進と体を温める作用があるとされています
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